目標設定とは?
目標設定とは、達成したいことを見つけ、それを達成するための測定可能で具体的な目的を確立するプロセスです。このプロセスには、目的に集中し、進捗を追跡し、望む結果を手にする助けとなる長期目標と短期目標の作成が含まれます。
目標を設定し、実際に達成するための8ステップ
1.成功をイメージする
目標を達成するには、成功像を知る必要があります。ビジュアライゼーションは、達成したい結果を、すでに達成したかのようにイメージする練習です。五感を駆使して、目標達成の体験に脳を慣らしていきます。
その方法の1つが、自分の価値観と目標を言葉にしたパーソナルビジョンステートメントの作成です。
2.SMART ゴールを設定する
Frontiers in Psychology に掲載された研究によると、1,000件を超える研究によって、高く具体的な目標を設定することが、タスクのパフォーマンス、粘り強さ、モチベーションを向上させることが示されています。
- Specific(具体性): 曖昧さの余地なく、明確に定義されている。
- Measurable(測定可能): 目標達成を判断できる具体的な指標が定められている。
- Attainable(達成可能): 利用できるリソースをもとに現実的である。
- Relevant(関連性): 自分の成功像の全体に貢献している。
- Time-bound(期限がある): ペース配分ができるよう、現実的な締め切りが設定されている。
3.目標を書き出す
目標を書き出すと、より具体的で確かなものになります。心理学者の Gail Matthews による研究では、目標を書き出した人は書き出していない人よりも、より多くを達成できる可能性が高いことが分かりました。この研究では、目標を他の人と共有して自分へのコミットメントを保つことで、成功率がさらに上がることも示されています。
4.アクションプランを立てる

目標は本質的に長期にわたり抽象的なものなので、継続的な前進を示せるよう、より簡単なステップに分解すると効果的です。アクションプランを作るときは「ゴールラダー(目標の階段)」を作ってみましょう。ラダーの一番上の段にメインの目標を書き、小さな目標をそれぞれ、メインの目標へと続く「段」として配置します。
5.タイムラインを設定する
目標のタイムラインがあると、集中、計画、進捗の追跡がしやすくなります。これらはすべて、望む結果を達成するために必要なものです。成功のための目標を設定するときは、タイムラインを現実的に保つことが重要です。
6.起こりうる障害を特定する
目標設定を現実的に行うとは、遭遇する可能性のある困難も織り込むということです。障害は、リソース不足、予期しない人生の出来事、他者の行動から生じることがあります。起こりうる障害のリストを作り、それが現れたときの緩和策を考えておきましょう。
7.伴走してくれる仲間を見つける

目標の達成を完全にひとりで進めるのは、孤独で圧倒されがちです。友人、家族、ライフコーチなどに、伴走してくれる仲間(accountability partner)になってもらうことを検討しましょう。目標の詳細を共有し、週1回進捗を報告し、道中で励ましの言葉をもらえるよう頼んでおきましょう。
8.振り返って調整する
人生の多くのことと同じように、生活の状況によってタイムラインや目標を調整する必要が出てくるかもしれません。それで構いません。負けた気分になるのではなく、時間をかけて目標を見直し、何を変えられるかを考えましょう。
目標設定理論とは?
目標設定理論は、目標が行動にどう影響するかを説明するモチベーション理論です。具体的で挑戦しがいのある目標を設定することが、パフォーマンス、粘り強さ、モチベーションの向上につながると提唱しています。
- Clarity(明確さ): 目標は明確かつ具体的であること。
- Challenge(挑戦): 挑戦しがいのある目標はモチベーションを高める。
- Commitment(コミットメント): 納得したうえでやり遂げる姿勢が求められる。
- Feedback(フィードバック): 成功には定期的なフィードバックが必要である。
- Task complexity(タスクの複雑さ): 複雑な目標は分解すべきである。
なぜ目標設定が大切なのか?
方向性をもたらす
目標を設定すると、何を達成したいのか、そして達成のために何をすべきなのかが明確になります。
全体像を見えるようにする
目標設定は、一歩立ち止まって、本当に大切なものを見えるようにしてくれます。
モチベーションを与える
意識的に目標を設定すると、目指すものができます。具体的な目標があると、ベストを尽くそうという気持ちになります。
未来へのコントロールを増やす
目標設定は、自分の人生のハンドルを自分の手に取り戻すことです。目標を書き出すだけで、自分が何を望み、どうそこへ行くのかを主体的に認めたことになります。
よくある目標の7つのタイプ
- 短期目標(Short-term goals): 数日、数週間、数か月で達成できる。
- 長期目標(Long-term goals): 数か月から数年かかる。
- 個人の目標(Personal goals): 健康、人間関係、趣味。
- 仕事の目標(Professional goals): キャリアの成功、昇進、スキル開発。
- お金の目標(Financial goals): 貯蓄、借金返済、投資。
- 学業の目標(Academic goals): 学位、成績、新しいスキル。
- 社会的な目標(Social goals): 友人づくり、コミュニケーション能力、イベントへの参加。

